経済学の終焉

経済学はケインズ以来大きな進展が見られない
そもそも簡単な理論で説明できない消費者行動の積み重ねが経済活動の多くを占めるに至っていることがその要因である
間接金融が直接金融にくらべて相対的に減少したことも大きく影響している
経済学はその効用よりむしろ弊害の方が大きくなっていることもある
理論と実践(現実)の相互確認が必要
しかもIT技術により実経済の変化が激しく またITの経済への影響がますます大きくなっていることも理論より現実変化のほうが早く 理論が追いつけない あるいは ITにより理論に依存することもなく現実把握が可能になり 経済理論が用をなさなくなる日も近い

失われた10年は 経営者不在とともに 経済学部卒業の人たちが経済界をリードしたことにも起因する
経済学部卒業の人たちは理論に過度の信頼を置きすぎる傾向がある
自由経済派とか統制経済派とかいう言葉が卒業して数十年たった人たちの口から発されていたりする
ノーベル経済学もその権威が失墜しつつある 経済学界それも 権力構造の中枢にいる人たちの独断と偏見により選ばれており
経済学に縁のないひとたちには まさに無縁のものになりつつある
そもそもアルフレッドノーベルの遺言に経済学の言葉はなかったのだから
ドラッカー そしてガルブレイス(ふたりともノーベル賞には無縁)亡きいま 経済界 就中 実経済界の所謂 経済人に頼られる経済学者が出現するかどうか